衣類の通販大手ZOZO2020年本決算内容を簡単に調べてみました。ブランドの「ZOZO離れ」サイトから撤退が懸念されましたが、売上益は増益となりました。Zホールディングスの子会社となりPayPayモールに出店して販路が拡大しました。決算発表後の翌日株価は1.44%高くなっています。

2020年3月期の本決算発表内容

ZOZO3092の株価
●2020
51日終値:1765
配当:30
●配当利回り:1.69
PER(株価収益率):31.68
PBR(株価純資産倍率):15.60

↓現在のチャートの動き。ゾゾスーツを無料配布した2018年(4-6)の営業利益が前期比マイナスで暴落。2019年9月にソフトバンク傘下のヤフー(現:Zホールディングス)がZOZO買収を発表しました。

【元ヤフー】持株会社Zホールディングス2020年決算内容を調べてみた

売上高、営業利益1ケタ増

連結業績です。決算期間は201941日~2020331日までです。

↓昨年比
●売上高 12551700万円 6.0%
●営業利益 2788800万円 8.7%増
●経常利益 2764400万円 7.5%増
●親会社株主に帰属する当期純利益 178400万円 17.6%増

2019
4月の計画より売上高が7.7%下回りました。

損益計算書

売上原価が昨年より-13%減となりました。
個人の体型に合わせたZOZO企画商品を販売するPB事業は終了予定のため関連費用削減となりました。(ZOZOスーツ販売終了)

ネット企業のため売上総利益率が高いです。前年よりも更に高くなりました。
売上総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高×100
今期:90.6
前期:88.6

(参照:ニトリ55%、トヨタ16.8%)

バランスシート

◎流動資産7042900万円>流動負債5612600万円
◎固定資産2375600万円<純資産3453400万円

流動比率125%=流動資産÷流動負債×100(前年110%)
自己資本比率36%=純資産÷総資産×100(前年28%)
ROA
 19.9%(純資産利益率)=当期純利益÷資産(前年20.2%)
ROE
 54.4%(自己資本利益率)=当期純利益÷純資産(前年70.5%)

固定資産を完全に純資産でまかなっており安全なバランスシートです(^^)/

損益計算書とバランスシートを見直し、電卓を5回くらい叩いて計算しましたが間違いなくROAROEともに高いです(@_@)決算読みを初めて10社くらいになりますが20%超えのROEは初めて見ました。

自己資本比率を抑えているにしても高い( ゚Д゚)
株価に人気がないのはアンチが多いせい(前社長への嫉妬)でしょうか(@_@)


※ROA…資産を活用してどれだけ儲けられているかをみます。ROAが高いほど資産を活用して利益を得られています。

※ROEROEは株主から集めたお金に対してどれだけ儲けられているかをみます。ROEが高いほど、投資した資本に対して効率よく利益を出しているといえます。(目途:1015%あれば優秀といえる)

キャッシュフロー

・営業キャッシュフロープラス
・投資活動キャッシュフローマイナス
・財務活動キャッシュフローマイナス

◎営業活動のキャッシュフローの主な増減は、税引前利益と減価償却費の計上でプラス。
◎投資活動のキャッシュフローの主な増減は有形固定資産の取得でマイナス。
◎財務活動のキャッシュフローの主な増減は配当金の支払いでマイナス。

営業CFは前期より+67%増加しました。
優良企業型のキャッシュフローです(^^)/

セグメント事業ごと売上高

年間購入者は827万人、取扱ブランドは7,643です。衣料の販売だけでの収益力が凄いです( ゚Д゚)
楽天の国内EC売上収益…4850億円(2019年)
ZOZO
の全体売上高…1255億円

ZOZOTOWN事業…下記3合計10251700万円 +3.4%
・受託ショップ(各ブランドから預かり受託販売)…8731200万円 +5.6%
・買取ショップ(各ブランドから買入れ販売)…2億円 +34.4%
ZOZOUSED(個人から買取販売)…150億円 -8.4%
PayPayモール(ヤフーモール出店)…177400万円 新規
PB事業(プライベートブランド販売)…124500万円 -54.6%
MSP事業(マルチサイズ生産販売)…74900万円 新規
BtoB事業(他社ECサイト運用受託)…236500万円 +15.0%
広告事業(サイト広告枠収益)…271600万円 +90.4%
その他(送料、決済手数料、有料会員手数料等)…1414800万円 +9.0%

受託ショップ事業だけでなく、様々な事業を展開し販路を拡大しています( ゚Д゚)

最近話題のZOZOMAT(ゾゾマット)では、
スマホで足を3D計測して最適なサイズの靴を提案します。
EC企業ですが、IT企業のようにデジタル化が早いです。

ブランド力低下でZOZO離れ

●ZOZOTOWNの取扱いブランド数が多いため、低価格帯に検索が集中
●ZOZOTOWN
セールしか買わないため、セール価格に検索が集中
●ZOZOTOWN
独自割引のため、リアル店舗や自社サイトで買われない
などのブランド力低下を理由に撤退したZOZOから企業が多くなりました<m(__)m>

ZOZO運営のダウンロード数1400万人を突破アプリ「WEAR」は、コーディネートから買いたい服がピックアップできます。久しぶりにダウンロードして検索してみましたが、チープブランドのコーディネートが多いです(*_*;百貨店ブランドはほとんど登場しません。主流がチープブランドに変わってきています。

ブランドの撤退により取扱高の伸び率が鈍化しましたが、世間が騒ぐほどの大きな影響はなかったようです。逆に撤退したブランドがコロナ禍で危機となっているので、ZOZOに戻ってくる可能性があったりして…?

まとめ

コロナ禍で、来期の業績予想、配当予想の見通しは未定です。
外出規制と経済低迷で消費力低下となりますが、リアル店舗が閉鎖している間はEC事業が圧倒的に有利になります<m(__)m

靴の通販レコンドのように有名インフルエンサーとのコラボで話題になりそうです。

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