株主優待で人気のヤマダ電機2020年本決算内容を簡単に調べてみました。消費税増税前の一時的な駆け込み消費の後は厳しい状況が続いています。コロナ禍でインバウンド需要、来客数が減少しています。大塚家具とレオハウスの子会社化で暮らしまるごと「セット売り」に取り組んでいます。

2020年3月期の本決算発表内容

ヤマダ電機 9831の株価
●2020
5月7日終値:493
配当:10円(2019年は13円)
●配当利回り:2.0
PER(株価収益率):14.98
PBR(株価純資産倍率):0.69
●株主優待:100株で500円優待券2枚(長期保有で優待券追加)

↓現在のチャートの動き。コロナ禍で402円まで下落しました。低位株なら暴落時も無理せず買えたのにな…とつくづく思います。

営業利益が前年比2ケタプラス

連結業績です。決算期間は2019年4月1日~2020年3月31日までです。日本基準会計です。

2019年12月に大塚家具を子会社化、2020年3月にレオハウスを子会社化しました。

↓昨年比
●売上高 161153800万円 +0.7%
●営業利益 3832600万円 +37.5%増
●経常利益 4607400万円 +24.9%増
●親会社株主に帰属する当期純利益 246500万円 +67.5%増

損益計算書

負ののれんが27億2100万円発生しています。
大塚家具…( ;∀;)

売上総利益率と売上高営業利益率を計算しました。ヤマダ電機以外は直近の決算データから計算しました。

●売上総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高×100
…売上に占める利益の割合、販売戦略や業種により異なる

・エディオン:28.8
・ヤマダ電機:28.5%
・ケーズHD27.5
・ビックカメラ:27.1
・上新電機:24.0

●売上営業利益率=営業利益÷売上高×100
…売上に占める営業利益の割合、販管費が大きく影響する

・ケーズHD4.7
・ヤマダ電機:2.3%
・上新電機:2.2
・ビックカメラ:1.7
・エディオン:1.7

ヤマダ電機の営業利益率はケーズに次いで2番目となっております。ケーズHDは圧倒的に売上営業利益率が高いです( ゚Д゚)確かに田舎のケーズデンキはいつ行ってもガラガラ、エプロン姿のアルバイトさんが3人くらいレジにいるだけなので人件費があまりかかってないように見えます。店員さんの目を気にせずじっくり家電を見ることができるので自分はケーズが好きです(#^^#)

バランスシート

◎流動資産5454億7500万円>流動負債2985億4700万円
◎固定資産6180億1900万円<純資産6451億6600万円

流動比率182%=流動資産÷流動負債×100(昨年127%)
自己資本比率55%=純資産÷総資産×100(昨年49%)
ROA 2.1%(純資産利益率)=当期純利益÷資産(昨年1.2%)
ROE 3.8%(自己資本利益率)=当期純利益÷純資産(昨年2.5%)

固定資産を純資産で完全にまかなっており安全なバランスシートです。
2020年4月自社株買いでROEがUPしました。

キャッシュフロー

・営業キャッシュフロープラス
・投資活動キャッシュフロー→マイナス
・財務活動キャッシュフローマイナス

営業活動のキャッシュフローの主な増減は、税引前利益と売上債権の減少でプラス。
投資活動のキャッシュフローの主な増減は有形固定資産の取得でマイナス。
財務活動のキャッシュフローの主な増減は社債の償還による支出でマイナス。

優良企業型のキャッシュフローです(^^)/

セグメント事業別営業利益

事業別の営業利益です。住宅セグメントが好調です。

前年比
・家電セグメント…117.3
・関係会社家電セグメント…120.6
・住宅セグメント…190.1
・金融セグメント…31.8
・環境資源開発セグメント…181.6
・サービスセグメント…160.5

まとめ

来期の業績予想はコロナ禍で見通しは未定です。
インバウンド需要はなくなりましたが、テレワークや在宅授業によりパソコンや周辺機器が好調のようです。家電量販店の老舗というイメージです。財務に問題なく特に新しい発見もありませんでした。