宝ホールディングスの2020年本決算内容を簡単に調べてみました。現在200株保有で塩漬けとなっています。2019年に損切りと押し目買いをしましたが株価は下がる一方です<m(__)m>子会社タカラバイオの営業利益は昨年比プラスでしたが、グループ全体では営業利益が昨年比マイナスとなりました(@_@)
2020年3月期の本決算発表内容
宝ホールディングス 2531の株価
●2020年5月14日終値:798円
●配当:20円
●配当利回り:2.5
●PER(株価収益率):18.34
●PBR(株価純資産倍率):1.08
●株主優待:100株以上で1000円相当自社商品
配当と優待を合わせた利回りは3.7%です(^^)/
会社創立100周年となる2025年には記念配当があるかもしれません!と宣伝してみる<m(__)m>
↓現在のチャートの動き。2018年の中間決算発表で営業利益が前年比2桁増&増配で爆上げしました。しかし、2019年の第1四半期では前年比マイナスとなりズルズルと下落中。コロナ禍では617円まで下落しました。

営業利益は2桁マイナス
連結業績です。決算期間は2019年4月1日~2020年3月31日までです。
日本基準会計です。
↓昨年比
●売上高 2811億9100万円 +1.4%増
●営業利益 158億3600万円 -11.1%減
●経常利益 162億6900万円 -11.4%減
●親会社の所有者に帰属する当期純利益 89億8000万円 -13.7%減
セグメント別売上と利益
●売上高と昨年比
・宝酒造(国内) 1531億4100万円…+0.4%増
・宝酒造(海外) 827億6500万円…+6.3%増
・タカラバイオ 345億6500万円…-3.8%減
・その他 318億100万円…-2.9%減
国内では、人口減少や若年層の飲酒離れの影響でアルコールの総消費数量は減少しているそうです。宝酒造では焼酎や清酒の販売量が1ケタ減少しています。ソフトアルコールが好調でカバーしています(^^)/
海外の売上高が前年比率を牽引しました。
その他は不動産賃貸事業や国内グループ会社の物流事業です。
●売上収益と昨年比
・宝酒造(国内) 41億7500万円…-30%減
・宝酒造(海外) 35億3200万円…-22%減
・タカラバイオ 62億7400万円…+15%増
・その他 20億1800万円…+3%増
タカラバイオは酒造と比べて利益率が高いです。
宝酒造は仕入れコストの上昇など売上原価の増加、販促費や運送費の増加により販管費が増加したため営業利益が昨年よりマイナスとなりました。
バランスシート
◎流動資産1688億2000万円>流動負債554億6600万円
◎固定資産1150億6100万円<純資産1813億2900万円
流動比率304%=流動資産÷流動負債×100(前年302%)
自己資本比率63.8%=純資産÷総資産×100(前年62.6%)
ROA 3.7%(純資産利益率)=当期純利益÷資産(前年4.3%)
ROE 5.8%(自己資本利益率)=当期純利益÷純資産(前年6.8%)
固定資産を完全に純資産でまかなっており強固なバランスシートです(^^)/
キャッシュフロー
・営業キャッシュフロー→プラス
・投資活動キャッシュフロー→マイナス
・財務活動キャッシュフロー→マイナス
◎営業活動のキャッシュフローの主な増減は、税引前利益と減価償却費の計上でプラス。
◎投資活動のキャッシュフローの主な増減は有形及び無形固定資産の取得による支出でマイナス。
◎財務活動のキャッシュフローの主な増減は長期借入金返済と自社株買いでマイナス。新たな借金はありません!
これは優良企業型のキャッシュフローです(^^)/
まとめ
コロナ禍の影響により来期の業績予想は売上高2700億円(前年比4%減)、営業利益100億円(前年比36.9%減)です。現在のところ配当も今期と同じ20円予想です。
財務が安泰でしたので、これ以上の下方修正がなければ配当と優待は2021年も継続となりそうです(*_*)みりんもお酒も宝以外浮気しません<m(__)m>早速買いに行ってきます。
↓仕事を頑張った日のご褒美は「澪」ミオです( *´艸`)美味し過ぎ~
