オムロンの2020年本決算内容を簡単に調べてみました。一部事業を譲渡したため売上高、営業利益が昨年比マイナスとなりましたが、譲渡後の売上総利益率は過去最高を更新しました。電動歯ブラシがオムロンなので勝手に親近感を抱いています。
※売上総利益率=売上総利益÷売上高×100

2020年3月期の本決算発表内容

オムロン6645の株価
●2020年4月23日終値:5710円
●配当:84
●PER(株価収益率):16.24
●PBR(株価純資産倍率):2.26
●株主優待:100株以上保有で2000円相当自社商品

↓現在のチャートの動き。2019年4月の子会社の譲渡発表で上昇。
値動きの激しい銘柄です( ゚Д゚)

売上高、営業利益は見通しを上回る

連結業績です。決算期間は2019年4月1日~2020年3月31日までです。
2019年に連結子会社2社を日本電産株式会社グループへ譲渡したため、昨年比マイナスとなっていますが、見通しは上回っています。

↓昨年比
●売上高 6779億8000万円 -7.5%減
●営業利益 547億6000万円 -18.6%減
●継続事業税引前当期純利益 518億3600万円 -21.4%減
●当社株主に帰属する当期純利益 748億9500万円 37.9%増

損益計算書

連結子会社の譲渡価格が非継続事業税引前売却益に計上されたため、当社株主に帰属する当期純利益が前年より増加しました。

バランスシート

◎流動資産4471億3900万円>流動負債1512億9900万円
◎固定資産3109億8500万円<純資産5325億8900万円

流動比率295%=流動資産÷流動負債×100(前年261%)
自己資本比率70%=純資産÷総資産×100(前年67.2%)
ROA 9.9%(純資産利益率)=当期純利益÷資産(前年7.3%)
ROE 14.1%(自己資本利益率)=当期純利益÷純資産(前年10.8%)

固定資産を完全に純資産でまかなっており強固なバランスシートです(^^)/
200億円の自社株買い済で、ROEが昨年より大幅UPしました。

キャッシュフロー

・営業キャッシュフロー→プラス
・投資活動キャッシュフロー→プラス
・財務活動キャッシュフロー→マイナス

◎営業活動のキャッシュフローの主な増減は、税引前利益と減価償却費の計上プラス。
〇投資活動のキャッシュフローの主な増減は子会社事業売却で大きくプラス。
◎財務活動のキャッシュフローの主な増減は配当金の支払い、自己株式の取得でマイナス。

出直し型のキャッシュフローです。←これは決算読みマニュアル通りの文言です(笑)

→売却した車載事業でキャッシュが潤いました( ゚Д゚)不採算事業だったのか…。
「譲渡した目的は、自動車産業の中で生き残るため、ポートフォリオを強化するため」とのことです。(決算資料より)

セグメント事業ごとの利益

●見通しより営業利益がプラスだった事業
・制御機器事業536億円…センサー、コントローラー
・社会システム事業82億円…太陽発電パワーコンディショナー、交通システム
・ヘルスケア事業135億円…血圧計、低周波治療器
・本社管轄事業(その他事業)7億円

●見通しより営業利益がマイナスだった事業
・電子部品事業9億円…モバイル機器、家電機器、自動車、産業機器など

自動車業界などの製造業の設備投資が低調となり、電子部品事業は前年度から大幅減益になっています。

コロナウイルスの影響

2020年の1月以降、中国、イタリア、アメリカで生産停止となりました。現在は、中国、日本で通常稼働中です。(4月24日発表時点)

まとめ

コロナ禍で、来期の業績予想、配当予想の見通しは未定です。
お恥ずかしながら、オムロンが電動歯ブラシと体温計以外に何を製造している企業か知りませんでした<m(__)m>

医療機器や5G電子基板、省人化マシンなど今後のニーズに沿ったビジネスを拡大していくそうです(@_@)

ファナックの2020年決算内容を調べてみた