ファミリーマートの決算で来期増配予定が発表され、株価が上昇しました。今期の決算からIFRS(国際会計基準)へ変更したため、IFRS基準の営業収益が前期比2ケタ減少しました。しかし日本会計基準とほぼ同じ結果となる、事業利益(営業利益)は2ケタ増で好成績でした。

ファミリーマートの決算内容を簡単に調べてみました。決算を読むのは難しいですが、うっかりペッ●ーフー●サービ●のような銘柄に手を出さないためには必要だと思い読む訓練をしています( ;∀;)

2020年2月期の決算発表内容

ファミリーマートの株価と利回りです。
●2020年4月17日終値:1850円
●配当:40円(21年は中間24円、期末24円の合計48円へ増配予定)
●配当利回り:2.1%(40円で計算)
●PER(株価収益率):15.5倍
●PBR(株価純資産倍率):1.59倍

↓現在のチャートの動き。2018年は伊藤忠のTOBで上昇!ユニー売却で上昇!その後のふるい落とし!( ゚Д゚)値動きの激しい銘柄です。

IFRS基準で営業収益はマイナス

連結業績です。国内、海外コンビニ事業、その他子会社など含めた業績です。

営業収益5170億6000万円 -16.2%減
事業利益645億4700万円 +25.2%増
当期利益471億5400万円 -17.7%減

※IFRS基準では一部今まで売上に含まれていたものが除外されるため営業収益が減少します。

損益計算書

前期に計上した収益・利益が大きかったため、当期利益が前期比ではマイナスとなりました。
●前期ユニー売却でその他収益増加
●前期ユニー及び子会社等の株式売却益で非継続事業からの当期利益が増加

今期はカネ美食品の株式一部譲渡による支配損失がその他の費用に計上されています。

会計基準が昨年と異なるため比較しずらく、営業収益が減っているのに事業収益(営業収益)が2ケタ増は資料を見てもピンときませんでした(@_@)…。

「売上原価と販管費が減少しているのはIFRS会計によるものなのか?改善されたものなのか?2018年の赤字ユニー売却で改善されたのか?」

参考書「決算書はここだけ読もう」で決算を読み解くのにも限界が…(@_@)。決算を簡単に読むのは甘かったようです。来期は比較しやすくなるのではでしょうか。と言って逃げる<m(__)m>

バランスシート

×流動資産4749億1000万円<流動負債6333億4400万円
×非流動資産(固定資産)1兆5012億600万円>非流動負債(固定負債)7443億4200万円+資本(純資産)5984億3000万円

流動比率74%=流動資産÷流動負債×100
自己資本比率30%=純資産÷総資産×100

ROA 2.3%(純資産利益率)=当期純利益÷資産
ROE 7.8%(自己資本利益率)=当期純利益÷自己資本(純資産)

IFRS第16号の適用で、流動負債にリース負債の計上が増加したため流動比率が100%以下となり、前期よりバランスが崩れました( ゚Д゚)

↓IFRS第16号「リース」の適用で総資産が増加
・非流動資産…使用権資産の増加
・流動負債、非流動負債…リース負債の増加

キャッシュフロー

・営業キャッシュフロー→プラス
・投資活動キャッシュフロー→マイナス
・財務活動キャッシュフロー→マイナス

◎営業活動のキャッシュフローの主な増加は、IFRS第16号の適用で減価償却費及び償却額が増加
◎投資活動のキャッシュフローは定期預金預入支出、有形固定資産の取得、無形固定資産の取得、投資の取得による支出(昨年より大幅増)でマイナス。
◎財務活動のキャッシュフローは社債及び借入金返済、リース債務返済でトータルマイナス。

優良企業型のキャッシュフローです。

事業別利益

グループ企業は本社、子会社24社、関連会社など20社の計45社です。
・コンビニ事業…国内コンビニ、海外コンビニ
・その他の事業…ファミペイ、カネ美食品など
事業別の全体的な売上については決算関係資料に記載がありませんでした。

国内コンビニの営業収益は前期比-4.9%減、事業利益は前期比24.4%増(@_@)
こちらも収益より事業利益が多く、比較しずらいですが儲かっているんでしょう…。

↓合計店舗数(2020年2月末時点)
・国内:16,611店舗
・海外(中国、台湾、タイなど):7,952店舗

まとめ

2021年2月期の業績予想は、営業収益は0.4%増、事業利益31.7%増だそうです。2020年5月以降のコロナ感染症拡大の影響を織り込んでいないため、業績修正の発表には注意が必要です。

全く関係ないですが、ファミマのユニホーム可愛いです。店員さんが着ているポロシャツ欲しい…(*´з`)

懲りずにセブン&アイの決算も確認してみます<m(__)m>