ANAの2020年本決算内容を簡単に調べてみました。覚悟はしていましたが、やはり無配発表はショックです年間7500円からの0は大きいです。決算発表後の株価は-3.6%下落しました。無配は嫌気されやすいです。

コロナ相場でわかった航空会社株のリスク

2020年3月期の本決算発表内容

ANA9202の株価
●2020
430日終値:2301
配当:02019年は75円)
PER(株価収益率):0
PBR(株価純資産倍率):0.72
●株主優待:3月、9月に優待割引券とグループ優待券

↓現在のチャートの動き。現在のところ、年安は2060円です。9月の権利確定日にはあがるかなあ(@_@)

売上高、営業利益は昨年比2ケタ減

連結業績です。決算期間は201941日~2020331日までです。

↓昨年比
●売上高 197421600万円 -4.1%
●営業利益 608600万円 -63.2%減
●経常利益 5935800万円 -62.1%減
●親会社株主に帰属する当期純利益 2765500万円 -75%減

4四半期1/13/31の影響で大きく減益となりました(@_@)
LCC
ピーチの将来の収益性低下のため、のれんの減損処理で当期純利益が、大幅減となりました。

損益計算書

売上高が減少していますが、売上原価と販管費はほぼ昨年並みのため営業利益が大幅に減少しました。
営業利益=売上高-(売上原価+販管費)

第3四半期(12/31まで)の営業利益は1196億5600万円でした。
→最終営業利益が608億600万になったので、
第4四半期(1/1~3/31)で営業利益が-588億5000万円となっています。

1月はまだ飛行機が飛んでいたので、2か月で赤字が600億近くとして、単純計算で半年で1800億円、1年で3600億円の赤字でしょうか(@_@)

来期の赤字決算を見るのは辛いです。

バランスシート

〇流動資産57116200万円>流動負債53054600万円
〇固定資産198819100万円<固定負債96073700万円+純資産16887000万円


流動比率107%=流動資産÷流動負債×100(前年102%)
自己資本比率41%=純資産÷総資産×100(前年40%)
ROA
1.0%(純資産利益率)=当期純利益÷資産(前年4.1%)
ROE
 2.4%(自己資本利益率)=当期純利益÷純資産(前年10.0%)

決算締めの時点ではまだ資金がありますが、毎月の赤字ペースが続いているので安心できません。

キャッシュフロー

・営業キャッシュフロープラス
・投資活動キャッシュフローマイナス
・財務活動キャッシュフロープラス

営業活動のキャッシュフローの主な増減は、減損損失増加と売上債権の減少でプラス。
投資活動のキャッシュフローの主な増減は有形固定資産、無形固定資産の取得でマイナス。
財務活動のキャッシュフローの主な増減は長期借入による収入、社債の発行による収入でプラス。


減損損失は損益計算上は損失として処理されますが実際にキャッシュが減っているわけではないため営業キャッシュフローに加算

※売上債権(売掛金、受取手形の回収)で営業キャッシュフローに加算

積極投資型のキャッシュフローです。

セグメント事業ごとの利益

航空事業が大幅減となりました。新型ウイルス以外にLCCは香港デモや日韓関係悪化の影響もあり旅客数が減りました。そういえば2019年は色々ありました。世界情勢が安定してこそ経済が豊かになるのですね(@_@)とどめのウイルスが無ければ各事業は好調でした。

●航空事業…旅客、貨物、LCC
今期:4955000万円 -70%減
前期:16055600万円

●航空関連事業…航空機整備
今期:1814400万円 +37%増
前期:1317800万円

●旅行事業…ツアー商品
今期:139300万円 +129%増
前期:6600万円

●商社事業…航空機部品、食品、免税店
今期:29900万円 -22%減
前期:37600万円

●その他事業…不動産事業
今期:352600万円 +55%増
前期:227500万円

まとめ

コロナ禍で、来期の業績予想、配当予想の見通しは未定です。

JAL
は営業利益が昨年比-42.9減少で予想より上回ったため、決算発表後の株価が1.52%上昇しました。しかしANAと同じく無配となりました。

国内便だけでも飛べるようになって欲しいです<m(__)m>

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